日本住環境カビ研究協会は、カビを調査・研究し衛生的な環境をつくる

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日本住環境カビ研究協会

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業務用・施設関係

 

業務用・施設関係

<お客様・利用者の方に与える印象が重要視される場所>

 

【宿泊施設外壁】
 
【アパート外壁】

 

 

 

【施設大浴場】
 
【客室内ユニットバス】

 

 

建築物の美観はお客様が評価されるポイントの中でも重要な

要素の一つであり、特に建物の外観はお客様に与える

第一印象として、オーナー様も特に気を使われている部分かと

思います。

しかし、立地や使用条件などによってはどうしても環境条件が

悪くなり、真菌(カビ)などの微生物によって建物が汚染されて

しまう場合があります。

   

また、屋内でも真菌(カビ)に対する対策は重要です。屋内で

真菌(カビ)が発生すると特有の臭い(カビ臭さ)や、カビによる

素材の汚染が引き起こされます。更に発生状況が悪化すると、

カビ胞子によるアレルギー症状などの健康被害が発生する

場合もあります。

  

建築物における真菌(カビ)対策・除去は美観の改善や

カビ臭さ・カビによる健康被害の防止につながり、

お客様からの評価アップや、クレーム対策として

重要な要素になりえます。

 

FRS工法は、建物の真菌(カビ)を根元から除去して

衛生的な環境をつくることにより、美観の改善や

カビによる健康被害の低減を実現し、快適な環境を

お客様へご提供します。

 

カビの生態>

カビ(真菌)は、本来土壌の中で他の微生物と共存し

植物などに寄生しています。

成長すると、胞子を空気中に飛散させ、塵や水蒸気などに

付着して空気中を移動し、あらゆる物に付着し増殖します。

 

(例 建物外壁の場合

①田畑・森林などで発生しているカビの胞子(卵のようなもの)が

 空中を漂い、建物に対して直接、又は雨粒と共に付着します。

 

②付着した胞子が自分にあった環境かどうかを判断し、

 適している場合は粘着液を出して建物にくっつき、

 菌糸(根のようなもの)を伸ばします。

 逆に、自分に合わない場合は再び空中へ漂い

 新しい場所を探します。

 

 

③成長した胞子は「核菌」となり、カビ菌糸の摩擦により

 静電気を出してさらに汚染物質を吸着させ、

 コロニー(集落)を拡大させます。

 ちなみに、風呂タイル目地が黒くなっているカビ(真菌)は、

 1平方センチ当たり40億個の胞子持っていると

 言われています。

 

④成長しきると菌糸の先に新しい胞子をつけます。

 これが空気中へ放たれる事で、カビは再び

 新しい場所を見つけ、増殖を繰り返していきます。

 また、カビの種類によっては色素や化学物質を出して、

 素材を汚染するものもいます。

 

 

 

<FRS工法の特徴>

 

カビの殺菌剤や漂白剤を使って、ブラシなどで

  こすり落とす方法ではありません。

 壁や木材等の材料内部に特殊洗剤を浸透させて

  洗浄剤の力でカビ(真菌)の核菌を分解し、

  元から取り除く工法です。

 

工事が簡単です。足場が不要なので低コストを実現!

  中規模程度のビル・マンションであれば、

  高所作業車を利用します。

 

宿泊施設の客室内浴室では、基本的にチェックアウト

  →チェックインまでの時間を利用して施工を行うため、

  売り止めなしでの施工も可能です

 

<FRS工法の施工例(Before⇒After)>

  

<施設外塀>

 

 

施工前

 施設内中庭に面した塀。

植栽が多く日も当たりにくいため

カビが発生しやすい場所の一つです。

 

施工後

 施工後の状態。塀に発生していたカビは

消滅し本来の姿を取り戻しました。

 汚れに水垢が含まれる場合は、

別途水垢除去用の液剤にて施工・対応します。

 

 

 

 

 

 <宿泊施設客室内浴室>

 

 

 

施工前

 宿泊施設の客室内浴室。

エプロン内部は清掃が難しいため、

汚れが蓄積しやすい場所です。

 FRS工法は、施工前にATPふき取り検査

(ホタルの光る仕組みを利用して、カビ・細菌

 などを含む微生物や、食べ物かす、垢などの

 有機物汚れを数値として「見える化」する検査)

と真菌同定検査(どんなカビがいるかを採取・培養して直接調べる検査)を行って、

汚れの原因がカビを含む微生物によるものか、

またどのようなカビが現場に発生しているかを

調査して施工を行います。

 

 

施工後

 施工後の状態。発生していたカビや

蓄積していた汚れが除去され、清潔感ある状態に

戻りました。客室内浴室のFRS工法施工は

チェックアウト→チェックインまでの時間を

利用して施工するため、売り止めをせず

施工が可能な事も大きなメリットです。

 

 

 

<施設内天井ジプトーン>

 

 

施工前

 ジプトーンはある程度の吸湿性を持つため、

湿度の高い環境では素材そのものが湿気やすく、

カビの発生場所となる場合があります。

 特に空調の吹出し口周辺や、商業施設の

冷蔵・冷凍商品売り場の上などはカビによる

被害を受けやすい場所です。

 

施工後

施工後の状態。

 天井ジプトーンに発生したカビは、刷毛や

ローラーなどを使用して施工を行います。

カビ除去後、必要に応じて素材の吸水性を

抑える浸透性吸水防止剤「FRS-COAT」の

施工をお勧めする場合もあります。

 

 

 

 

<寺社内漆喰壁>

 

 

施工前

長年の汚れとカビの蓄積により茶色く

変色してしまった漆喰壁。カビの胞子は

空中浮遊菌として1年を通じて空気中を

漂っており、住みやすい環境に付着すると

どんどん増殖してしまいます。

 

施工後

 施工後の状態。

 

 

 

<FRS工法Q&A>

 

 Q1:家の外壁が緑色になっている場所があるけれど、コケでしょうか?

 A1:一見コケのように見えるかもしれませんが、実際に調査を行うと

    そのほとんどがカビが原因の汚れです。外壁に生えるカビとしては、

    比較的乾いた環境にも強いペニシリウム属(アオカビ)や、

    雨による濡れなどが起こりやすい湿気た場所に発生する

    クラドスポリウム属(クロカワカビ)などがよく見られます。

 

Q2:施工時に臭いは有りますか?

A2:プールに入った時や、水道水のカルキ臭のような

   独特の塩素臭がする場合があります。

   屋外の場合は拡散しやすいためほとんど問題ありませんが、

   屋内で施工する場合は必要に応じて換気・送風を

   行って対応します。

 

Q3:施工後、どのくらいもちますか?

A3:カビの発生は周囲の環境(近くに山、田畑、

       水源があるか、陽当りの良さなど)や使用条件によって

   大きく変わってきます。

   カビの発生しやすい条件がそろっている現場では、

   そのまま使用していると早期にカビの再発生が起こってしまう

   場合もあります。カビの発生しにくい環境をつくる事が重要です。

   FRS工法による洗浄後、浸透性吸水防止剤FRS-COATを

   使用した場合は、グループ内実績では5年程度

   カビの発生を抑えている現場もあります。

   

Q4:外壁の施工をお願いする際、注意した方がいいことは有りますか?

A4:洗濯物に液剤のミストがかかると色が抜けてしまう場合があります。

   養生をするなどの対策は事前に行いますが、施工の前に外に干している

   洗濯物は取り込んでおく事をお勧めします。

     車の移動は必要ありません。基本的に液剤がかからないように

      施工いたしますが、車についたものについては

   後でふき取ることで除去できます。

 

Q5:調査・施工を依頼したい場合はどこにお願いすればいいですか?

A5:ページ左側の「全国各地の日本住環境カビ研究協会メンバー」から

       最寄りの協会メンバーを探すか、本部のタカラ産業まで

   お問い合わせください。

 

 

 <施工実績件数>

 

日本住環境カビ研究協会(全国44社)全体での施工実績 

平成19年6月~令和3年8月分

2,823件

住宅、商業施設、公共施設、福祉・医療施設
集合住宅(室数)、宿泊施設(室数)その他(寺社など)

 

北は宮城県、南は沖縄まで、全国44社のメンバーでネットワークを

形成しております。カビ対策をお考えの際は、お近くの協会メンバー

または本部のタカラ産業(株)までお気軽にお問い合わせください。

協会メンバー一覧はこちらからご確認ください。

 

 

 

 <日本住環境カビ研究協会 メンバー各社

現場調査のご依頼・価格等お問い合わせはお近くの協会メンバー

までお問い合わせください。

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